過去ログ - 春香「これからのきみとぼくのうた」
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52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/03/17(日) 21:37:42.16 ID:H1WPBXuto
「あの……先生……」
「さっきから何か言いたげだな。聞きたいことがあるならなんでも聞いてくれ」
「先生は……ずっとその髪型なんですか?」
「そうだけど……似合わないか?」
「えっと……」
「似合いますよ。日本史というより、体育教師って感じですけど」
「あぁ、分かる分かる」
「カレー美味いなぁ、ホクホクじゃがいも」
「……子どもみたい」
「おい、聞こえたぞあげは」
「それは禁句だよ、あげは」
「どういう意味だ、委員長。……教師という威厳なんてありやしない」
「そこが先生のいいところじゃないですか」
あげはと委員長が会話を楽しんでいる。
私は気になること投げかけ続ける。
「……いつからその髪型なんですか?」
「変なことを聞くんだな……。確か、高校に上がって短くしたから……」
ドクンと心臓が跳ね上がった。
ロングヘアだったということ。
「あの、料理をし始めたのって……いつくらいですか」
「髪はもういいのか? 小学校高学年の時はもう台所に立ってたぞ」
「そんな……男勝りな先生が……小学生の時から料理していただなんて」
「委員長さん、まだ間に合うよ。私だって高校に上がってから料理を始めたんだから。ね?」
「う、うん……私……頑張るね」
「そこの二人、明日補習な。他は休みだけどおまえ達は必ず、絶対に、何が何でも学校に来いよ」
「わ、私は関係ないのに……」
先生の周りはいつも賑やかで、生徒達が集まってくる。
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