過去ログ - Steins;Stratos -Refine- V
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◆H7NlgNe7hg
[sage saga]
2013/07/22(月) 04:21:14.77 ID:yAhu/BEzo
明け方。
肌寒く、人気の感じられない世界。
剣道場では1人の女性が木刀を振るっていた。
──フッ。
──ハッ。
鋭い剣閃。
風を切る音すら響かせず、静寂を保ったまま剣が空を裂く。
千冬「……」
仮想する相手。
二手、三手先を読み攻撃をするも──。
千冬「これでは、駄目だ」
自身がイメージする岡部を。“石鍵”を切り裂くことが出来ないでいた。
胴着に着替え稽古をするなど、どれほどぶりになるのだろう。
久しく感覚を忘れていた。
千冬「相手はこちらの攻撃を“知っている”……」
再び仮想の相手を脳内に作り出す。
剣を握る手に力を込め、型を作った。
千冬「通常の攻撃では掠ることすら叶わない……」
呼吸を整える。
体と同時に脳も全開に稼動させていた。
千冬「……」
突如、全身の力を抜き木刀を下げる。
剣を振るわずとも、わかってしまった。
千冬「今の私では、無理か」
“石鍵”のスペックを知った上での全力闘争を想定していた。
自身は無論、最高の状態。
全盛期を支えた“暮桜”に搭乗している。
そして“石鍵”もまた最高の状態。
現在、聞いている中で最も力を発揮している状況を踏まえての仮想戦闘だった。
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