過去ログ - Steins;Stratos -Refine- V 
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83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/30(土) 02:37:01.77 ID:lh0H71yPo







 《シュタインズ;ゲートを開錠します》








 ──ギコン。








岡部『……』

 “ソレ”が何時からあったのかはわからない。
 機体を覆うように、幾つかの歯車が自転している。

 認証とともに歯車が不規則に動きだした。
 
岡部『な────』

 まばたき。
 ぱちりと瞼を閉じ、開けた時には景色が違っていた。

 永遠と続く闇。
 暗く、果てしないどこまでも続く広大な黒。

 その黒のキャンバスを彩っていたのは星々であった。
 岡部の覗く光景、それは誰しもが想像する“宇宙”のソレである。

 一夏は。

 紅莉栖は。

 亡国機業は。

 首を振り、体を捻ってもどこにも見当たらない。
 それどころか、音までなくなっていた。

 この場所この空間がどういったものか理解出来ない。
 本当にあの一瞬で宇宙まで来てしまったのか。

 それとも自身の意識だけが、この空間に来てしまったのか。
 理解が追いつかなかった。

岡部『これは……』

 奇妙な物に目が行き着く
 それはとても巨大で、巨大すぎる為に目に入っていても気付けなかった。

 始まりの見えない宇宙の端から、終りの見えない宇宙の端まで伸びている。
 縦なのか、横なのか。

 それすらも判別し難いほどの長大さ。
 岡部は本能的にそれがなにかを理解した。
 


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