過去ログ - Steins;Stratos -Refine- V 
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84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/30(土) 02:37:30.00 ID:lh0H71yPo

岡部『世界──線』

 それは、一本の線だった。

 目を凝らす。
 ハイパーセンサーが起動し、その巨大ななにかをズームアップした。

 巨大な一本線のように伸びるなにか。
 しかし、良く目を凝らすとそれらは一本一本が糸のようにか細いものの集合体であることがわかる。

 その数は億……京……澗を越え那由他。
 無量大数と言っても問題はない。

 端があるのであれば、全ての始まりが。
 端があるのであれば、全ての終りが。

 恐らくは全てがこの線上に存在する。
 呼ぶ人が呼べば、これは“アカシックレコード”とも呼べるものでもあった。

岡部『…………』

 岡部は圧倒されていた。
 世界線を海と例えるなら、岡部の大きさはミジンコ程度であろうと。

 ISの視覚補助がなければ、それが一本の線であることすらわからなかったかもしれない。
 そんなものに岡部は今、対峙していた。





 ──フィィィィィィィィ。





 機体が唸りを上げる。
 岡部が戸惑っているのを他所に“石鍵”はフル稼働し続けていた。

岡部『どうしろと……言うのだ……』

 ココが何処なのか。
 何をすれば良いのか。

 岡部は未だに理解していない。
 けれども“石鍵”は動き続ける。

 岡部に流れ来る情報。
 “パラダイム・シフト”で得られたそれを簡略化し、岡部の脳に送り込む。
 


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