過去ログ - Steins;Stratos -Refine- V 
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89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/30(土) 02:42:29.63 ID:lh0H71yPo

一夏「ISの強制解除を受けただけだから、意識をなくしただけだったみたいだな」

箒「生身の状態で流れ弾に当らなかったのは不幸中の幸いだ」

紅莉栖「無茶すんなって何時も言っとろーが! 心配させんな……」

 紅莉栖は両目に涙を溜め、怒りと安堵で体を震わせている。

岡部「あ……あぁ……」

 首を振る。
 戦いでの疲労感、そして“運命探知の魔眼”-リーディング・シュタイナー-の発動により、意識も朦朧としていた。




 ──そうか。




 ──俺は。




 ──救うことが出来たのか。



 
紅莉栖「っちょ、ここでまた寝るか」

 再び目を閉じる岡部。
 がぁがぁと寝息を立てている。

一夏「俺も、何かすっげー疲れたよ」

箒「またイベントが中途半端になってしまったな……」

一夏「ははっ。そう言えば、まともにイベントが出来たのって殆どないな」

箒「笑い事ではないだろう……」

 ──いちかさーん!!

 ──いーちかーっ!!

 ──いちかー!!

 ──いちかっ!!

一夏「おっ、あいつ等も出てきたか」

箒「うむ」


 12月24日。
 全学年個人別トーナメントは、横槍によって中止となってしまった。

 奇跡的に死傷者は0。
 ドーム天井の穴や、リンク・客席の損害のみ。

 たった2戦しか行われないまま幕を閉じることとなった。


 終わる24日。
 紅莉栖の膝の上、心地良く眠る岡部の寝顔はとてもやすらかなものであった。

 


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