過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 Re:3
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336:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 01:22:32.49 ID:87F/3zd+o
るい「トモぉっ!!」

智「わわっ!?」

 惠の家に着いて、ただいま(この場合はお邪魔しますだけれど)を言うよりも先に、るいが飛びついてきた。
 事前に連絡をしておいたため、門の前に屋敷の元々の住人以外は揃い踏みだった。

るい「イヨ子や花鶏から連絡はあるって聞いてたけど、ほんっ、とうに心配したんだよ!」

智「……ごめんね、るい」

 返す言葉もなく、僕は素直に謝る。
 それもそうだ。 思いつきで皆の前を飛び出して、そのまま丸一日と少し、戻って来なかったのだから。
 テロのあった(という話の)新都心に向かったというのなら心配も尚更。

智「皆も、心配かけてごめん」

花鶏「本当よ。 これはどこかで埋め合わせをしてもらわなきゃ割に合わないわね」

伊代「またあなたは、そんなこと言う……」

 そんなことをいう伊代の表情も、どことなく安堵を含んでいた。
 こよりも若干るいと同じく瞳に涙を潤ませているし、全く揺らがないのは茜子ぐらいだ。

茜子「それで、どうだったのですか? 何か収穫はありましたか?」

智「うん……言い辛いけどあまり大きな進展はなかった……かな」

 皆に、僕らを見張っている機関がある、というのはあまりにも刺激が強すぎるだろう。

智「でも、一つだけ発見があったよ」

花鶏「へぇ。 じゃあ聞かせてもらおうじゃない、その発見とやらを」


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