過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 Re:3
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455:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/14(金) 01:43:29.58 ID:nEud+3Oto
智「それで、花鶏がどうしたの? 変なことでもされた?」

伊代「別に、そんなことは……されてるけど。 というかそのことについてなんだけど」

 話を聞くに、伊代は花鶏のセクハラにほとほと参っているらしい。
 このことを相談するのは、被害者である僕か、時点でこよりにしようと思っていたそうだった。
 確かにるいや茜子は相談向きじゃないし、花鶏に至っては本人だけれども。

伊代「それでもう、あの娘ったら隙を見るなりいつもいつも……」

智「うんうん」

伊代「だからなんとかしてやめてほしいんだけど、あの娘って人に言われてやめるような人じゃないじゃない? だから……」

智「そうだねー」

 女性が愚痴を漏らす時というのはただ話を聞いて欲しいだけと聞いたことがある。
 意識下でも無意識下でも、結論は既に自分の中にあり、それを整理したりもやもやを吐き出したりするためにしているのだと。
 だから適当に相槌をうったり、相手の言葉尻を鸚鵡返しにするだけで会話が成立する、らしい。
 カップル間では否定したりするのはご法度。 僕と伊代は別にそういう関係ではないけれど、変に波風起こすこともあるまい。

 そう思いながらちらと、窓の外へと視線を移して。
 そこにある見知った姿が目に入った。


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