56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/03/17(日) 14:08:45.02 ID:pIGgdd7i0
―――その頃、同じく長野のと或る公園にて
誠子「………」
誠子は木々に身を隠しながら、公園の道を歩いている少女たちの姿を監視していた。
彼女たちは二人。少女とは言うが自分よりは年上だろうと誠子は思った。
一人はターゲットである福路美穂子。もう一人の方は分からない。友人同士、ともすると恋人同士かもしれない二人は楽しそうに談笑しながら散歩していた。
ベンチの前まで来るとそこに腰を下ろす。変わらず彼女たちは会話を楽しんでいるようだった。
誠子「………」
何の変哲もない日常の風景であるように誠子は感じた。が、その直後にふとした違和感が彼女の中によぎる。
その違和感は二人の会話の内容にもたらされたものだった。
久「その腕時計使ってくれてるのね。嬉しいわ」
美穂子「はい。大切に使わせてもらってます」
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