過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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267: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/22(月) 22:51:38.11 ID:CnIqVYT8o

それなのに蓋を開けてみれば、チマチマとした体力の削り合い。
このままでは確実に持久戦にもつれ込んでしまう。
それはアーチャーや凛にとって避けなければならない事態ではないのか。

ライダー(なぜ?)

答えの出ない問題は結局どれ程考えてもスタート地点に戻ってくる。
その間にも生徒達は弱り、不利なアーチャーは傷を負うというのに。

その答えは思いがけないところから降ってくることとなる。
四人以外には動物は存在しないこの林は今も森閑としている。
その空間に響き渡る怒鳴り声。
この状況に答えを与えると同時に拮抗していた状況に変化をもたらす。

「ライダァァーーー、どこにいるんだ!! お前のマスターがピンチなんだぞ!!!」

ライダー「……」

林に木霊する慎二の声。
凛と慎二では力に差がありすぎる。
そんなこと分かっていたのに、すっかりと忘れていた。
そう、あまりにもライダーにとって有利すぎる展開。
そのことがライダーにとって一番の弱点となるマスターの存在を忘れさせていた。

すぐに向かわないと慎二なんて凛の手に掛かればひとたまりもない。
しかし、ここでアゲハがみすみす逃すハズもない。

アゲハ「今更気づいた所で遅いっての。ま、それでも行かせる気はさらさらないけどな」

ライダーの行く手を阻むため進行方向に現れるアゲハ。
このための位置取りもしっかりと考えていたのだろうか。

ライダー「初めからコレを狙っていたのですか」



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