過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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338: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/05/04(土) 16:38:31.62 ID:T2XWXQGWo

確信を得たとは言え凛は腑に落ちないものがある。
剣。
魔術師なのに剣とは。
そして起源としては豪くはっきりっとした具体的な物だ。
それに剣では、もう聖杯戦争中に凛が士郎に役に立てそうもないことも明白となった。

「こうなってくると私が出来ることは、もう少ないわね。数日で効果の上がる魔術鍛錬なんてないし、それよりもセイバーと実践を積んだほうが効果的よ」

そうして少しでも生存率を高めること。
それが今の士郎に出来る、最善の努力事項である。

「投影について教えてくれよ、遠坂」

もう話を終わりにしようとしていたら。思わぬ人物から待ったが入る。
魔術に詳しくないアゲハから投影の話題とは凛にとって予想外だ。
士郎も目を丸くして驚いている、それでもアゲハはこの話を聞かねばならないと考えた。
どんな危険な手段なのか、本当に使い物にならないのかは知らないが、戦いに使用できる物があるなら、それはキチンと知っておかねばならない。

「土倉で何を見たか知らないけど、駄目よ。危険過ぎるわ」

「危険って、魔術の鍛錬に危険はつきものだろ? なに神経質になってるんだよ?」

「違う。今までの意味の危険とは違うのよ。鍛錬も危険だけど、それ以上に……」

そこで凛は言い淀む。
果たしてこの先を話して良いものなのか。
ここで話すことは、もしかしたら衛宮士郎の一生を決めてしまうかもしれない。



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