過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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575: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/07/23(火) 23:17:24.38 ID:UHBNsputo

「な、なんなの?」

イリヤは突然の変化に驚きを隠せなかった。
アゲハの姿は異様で、全身を黒く染め上げ、目だけが白く輝きを放っている。
一応人としての形は保っているが。
化け物にしか見えない風貌。
まだバーサーカーの方が人間味があると思えるほどに。

アゲハにとっては三度目のノヴァ化である。
怒りに任せ行使した以前とは違い、穏やかな変化だった。
ノヴァ化と共に周囲の物を破壊すると言ったことも無く、ただ純粋に姿だけが異質なものへ変容する。

“悪いが、遊ぶ時間はない。速攻で潰す”

その言葉は既に声ですらなかった。
発声器官を失ったのか、理由は分からないが、その言葉はイリヤの脳に直接訴えかける。

“流星”

アゲハが右手を前に掲げると背後に無数の流星が現れる。
その数は十や二十ではない、もっと多い。
その全てが、アゲハに掴みかかろうとするバーサーカーに向かい飛んでいく。

「バーサーカー!!」

さっきまでの苦戦はどうしたのか。
バーサーカーの纏う鎧など意にも介さず、容易にその肉体を貫く流星群。
腕は切り落とされ、下半身も原型を留めておらず、止めの一撃がバーサーカーの頭部を襲った。

“後十一回”





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