過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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82: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/03/22(金) 17:47:12.16 ID:YXR3+7V0o

プチ会議はつつがなく終了してセイバーと士郎の方に姿勢を正す。
お互いにやれやれといった顔をして振り返ったため、セイバーたちには果たしてどんな会話が繰り広げられたのか全く分からない。

謎の沈黙が居間を支配する。
堪えきれなくなった、士郎がさっきから気になっていた質問を口をした。

士郎「でもホントに高校生くらいにしかみえないよな。それなのにそんなにスゴイ英雄だったなんて凄いじゃないか」

単なる世間話そのつもりだったのだが――

アゲハ「――英雄なんかじゃない。オレには何も出来なかった……そう呼ばれる価値も資格も存在しねえよ」

アゲハにとっては地雷だった。
一番救いたかった者さえ救えなかった。
そのために全てを犠牲にしてでも良いと思ったのに、それでも届かなかった。
ゆえに、アゲハに英雄かという質問は無意味。
何も出来なかった男が英雄と呼ばれるハズなどないのだから。

凛「はいはい。アーチャーの話はそこまでよ。それより衛宮くん。あなたは聖杯戦争に参加するなら行かなきゃいけない所があるの。今から出発するから支度しなさい」

機転を利かせて話題を変える、というよりも端からこれが目的だ。
聖杯戦争に降りるつもりがないのなら、マスターとして届けを出さなくてはいけない。
それに聖杯戦争のしっかりとした説明もあいつに聞いた方が分かりやすいだろう。

士郎「い、今から行くのか? もう夜中だぞ?」

凛「大丈夫、大丈夫。明日は学校お休みでしょ。それに多分あなたも知ってるはずの所よ」

支度をして外に出る。



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