過去ログ - 直通電車 -Direct to the Ground- 【第三次投下】
1- 20
14:羽衣真砂 ◆hsUAEn/JO/Q.[saga]
2013/03/28(木) 22:40:47.88 ID:LRFbfEfx0
その日の昼休み。
ヒロ、遥、ツルヤスの3人は、いつものように窓際先頭で話していた。

「12時開始だから、11時半現地集合でどう?」

「昼食時間の確保を要求する」

「あ、えっと…11時集合、弁当持参」

「よし、それで行こう」

「私とヒロは24条線一本で行くとして、ツルヤスは?」

「30条線西行から30条1丁目で北行に乗り換え、24条1丁目で下車すると確認する」

気まずい様子の青木に構わず、3人は当日の計画を立てている。

多くの生徒が野球部に関心を持たない中、なぜ彼らが応援に行くのか。
ツルヤスが副会長だから、というわけではない。

簡単な話、暇だからである。

3人は部活に入っていない。土日は生徒会や筆頭委員会の集まりもない。
特にすることのない彼らは、運動部の公式戦があれば応援の名目で暇つぶしをしている。

しかし、今回はそれだけではないようで、

「24条1丁目ってさ、異世界の入口って聞いたんだけど」

「あのトンネルのやつ?」

「そう。ついでに確認しちゃおうか」

「私は高島さんの都市伝説には付き合わないと宣言する」

以前話していた「24条線にそのまま乗っていると異世界に入る」という都市伝説の真偽を検証したい、という目的もあるようだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
116Res/73.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice