過去ログ - 傭兵「死ぬだけの簡単なお仕事です……?」
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◆smf.0Bn91U
[saga]
2013/04/08(月) 01:31:38.13 ID:GHeLOly10
女騎士「いや……それはダメだ……いけない」
姫「その反応……なるほど。どうやら女騎士さんは、男さまが誘拐の片棒を担いでいることをご存知のようですね」
女騎士「いや……まだ厳密な証拠は得ていない」
女騎士「ただそうかもしれないと、傭兵が推理しただけ」
女騎士「もっとも被害者である姫さん自身がそう言った以上、これ以上無い証拠は得ましたけれど」
姫「傭兵さまが……そうですか……」
姫「……では、証拠を得たのなら、男さまを捕縛してもよろしいですよね?」
姫「いえ。連れて行かないなら確実に、わたくしは行います」
姫「わたくしを誘拐した犯人を捕まえる、と言えば、例えあなたに待機命令を出されていようとも、率先して協力してくれる兵は出てきてくれるでしょう」
姫「大丈夫ですよ。絶対に逃げないように致しますから」
女騎士「そうじゃなくて……もしそうしたとしても、アレが自害でもした――」
女騎士「――あ……!」
姫「……そういうことです、女騎士さん」
姫「わたくし、言ったじゃないですか。傭兵さんがどうしてわたくしを殺したのか、その理由が分かっていると」
女騎士「まさか……!」
姫「ええ。おそらくあの方は、男さまの加護契約書の確保へと向かったのだと思います」
女騎士「教会の設備が整っていない場所で復活の儀を行う場合、契約書を持参していないといけない……」
姫「敵地に侵入している者がバレてしまった場合、逃げるのに一番適しているのは自害することですからね」
姫「わたくしを誘拐し、監禁する為の場所を用意しておいたのなら、そこに転送してもらえるよう自分の加護契約書を持って来てもらっている可能性は高い」
姫「ですので、わたくしを誘拐しようとしていた彼等のアジトにいるであろう神官が持っている可能性が高い、ということになります」
姫「もしそれを確保できたのなら、例え男さまが逃げるために自害されようとも、逃がさずに済みます」
姫「あのお方はおそらく、そのために向かったのでしょう」
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