過去ログ - 傭兵「死ぬだけの簡単なお仕事です……?」
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468:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/22(月) 20:10:52.33 ID:INCZcSNV0
姫「それに、わたくしの魔法の属性は『探索』です」


傭兵「『探索』……また希少な属性ですね」


姫「はい」


傭兵「それに、戦闘にも利用できない」

傭兵「……もしかして、副作用のせいで戦闘が出来るとバレているのに、それでも表向きは隠し続けているのって……」


姫「さすが傭兵さまですね。その通りです」

姫「戦闘能力があるとバレている以上、さらに魔法が戦闘では使い物にならないという事実までバレてしまうと、魔法が使えないことを前提とした作戦を立てられてしまいます」

姫「だからこそせめて、魔法が戦闘で使い物にならないということはバレないよう、目を逸らすために今でも戦闘に関しても隠し続けているのです」


傭兵「戦闘で使えないってのがバレるだけで相当狭めてしまうからな……」

傭兵「それならいっそ全て――バレてしまっていることを知らないという体でい続け、“魔法ももしかしたら使えるかもしれない。けれども使えたとして属性が分からない”という風に持って行こうと……そういうことか」


姫「戦闘が出来ないと信じていれば油断という大きな隙が……」

姫「戦闘が出来ると分かっていれば、戦闘用の魔法も使えるだろうという体で作戦を立てようとする結果生まれる隙が……」

姫「その二段構えを意図しての、自分の身を表に出さないという行為なのです」


傭兵「なるほど……魔法を使える体で作戦を立てるなら、最も数の多い基本属性で作戦を立てるのが普通だからな……」


姫「そういった形で警戒された方が、都合良くなるかもしれませんからね」


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