過去ログ - 傭兵「死ぬだけの簡単なお仕事です……?」
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572:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/28(日) 01:20:09.68 ID:PXseO4vR0
姫「それに、わたくしが強くなれることもありませんでした」

姫「わたくしを鍛えるのもコッソリとでないといけませんでしたからね」


傭兵「……大変な役割だったんだな……あんな小柄な体型で……」


姫「そうですね……実は一番楽な役回りは、わたくしですしね」

姫「姉もいずれ、跡継ぎのために隠れて結婚することになる日が来るでしょう」

姫「その時、その結婚相手に国を取り仕切らせないようにするために、必死に勉強してくれていたのですから」


傭兵「……結婚相手が貴族の差し金で、また国を腐敗させられたらいけないから、か……」


姫「結婚しても政は自分でする」

姫「そのために姉は一人、頑張ってくれていました」

姫「わたくしは、勉強も礼儀作法もそこまで好きではありませんでしたので。今のような役割を引き受けました」


傭兵「……でもそれだって、戦闘訓練を受けたり、毎日命の危険に晒されたりと、大変なことには変わり無いでしょ」

傭兵「お姫さまが日常の一部だと思っているほど溶かし込んでいるだけの話で、それが楽だってことはありませんよ」


姫「……そうでしょうか?」


傭兵「そうですよ」


姫「……でしたら、そんな大変なわたくしを、少しでも助けてくれませんか?」

姫「お願いします」

姫「独り善がりなお願いですが……どうか……」















姫「城に……戻ってきてください」
















傭兵「…………」


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