過去ログ - 傭兵「死ぬだけの簡単なお仕事です……?」
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571:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/28(日) 01:17:22.92 ID:PXseO4vR0
姫「それにしても……嬉しいものですね」


傭兵「?」


姫「傭兵さまが、三年経ってもわたくしの話を覚えていてくれているというのは」


傭兵「っ……! それは――」


姫「ああ、言い訳は止めて下さい。ちょっとこの幸せを噛み締めたままでいたいので」

姫「それに昔も話しましたが、その言い訳をされたところで、わたくしは自分に都合のいいことを信じたままですよ」


傭兵「――っ……そういえば……そんなことも話していましたね……」


姫「はい……」


傭兵「……そういえば、女騎士がメイドさんの専属護衛ということは……お姫さまの副作用が女騎士さんの手で中々解除されていなかったのって……」


姫「はい。暇が中々無かった、というのが本音ですね」

姫「わたくしが人間兵器の噂の元孤立していたので、姉は守れたのですが……そのせいでわたくしに近付く理由も中々作り辛かったのです」

姫「まして、姉の専属護衛を、コッソリと務めていたのですからね」


傭兵「そうか……専属護衛なのがバレたら、メイドさんに何かあるのがすぐに分かるからな……」


姫「そういうことです」

姫「ですから実は城内での女騎士さんの評判、凄く悪いんです」


傭兵「えぇっ!?」


姫「サボって知人の召使いと駄弁ってばかりの給金泥棒」

姫「何も無いところでボーっと外を眺めているサボリ魔」

姫「そんなことを言われてました」

姫「……まあ、実力はあったし、親戚筋なだけではない上に、ちゃんと騎士長としての公務も行っていたので、面と向かっては訴えられなかったそうですが」

姫「本当、迷惑をかけっぱなしでした……宮廷魔法使いさんにもお暇を与えないといけない都合とか、色々と頑張ってくれましたし……」

姫「女騎士さんがいなければ、この方法は取れていなかったでしょう」


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