790:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/23(日) 16:41:50.03 ID:iCBm5LpFo
淫魔(……そういえば私、男の頬にキスしたことあったっけ…?)
淫魔(…記憶に無い…この3日間は、何十回…あー、いや…下手をすればそれ以上ものキスをしてきたが……)
淫魔(そのどれもが自分の欲求を満たす為のものだった。男が欲しかった。男に愛して欲しかった。その一心で男に触れていたんだ…)
男(…その愛を示すなら、今しかないな)
男「チュ……ッ、ッ、ッ…」ナデ…
淫魔「……」
淫魔(今の男を動かしているのは、きっと性欲ではない。では何が原動力なのかと言うと…自分で言うのは憚られるけど……それはおそらく、私への愛情)
男「……ッ、ッ…」ポフ…ナデ…ナデ…
淫魔(もし、男が欲望をもって私に接しているのなら…真っ先に唇へキスしたっておかしくない)
淫魔(それ以前に、無防備な私のこの身体を…意のままにすることだってできるはずだ。私としてはそれは……ふふっ、一向に構わないが…♡)
淫魔「……///」ドキドキドキ
男(先輩、少し口元がゆるんでるぞ…!よかった。これ、そんなにイイのかな…)
淫魔(でも……男は唇を奪うどころか、私の頬を愛撫するだけ…それも音もたたないくらい淡い、優しすぎるキスで…)
淫魔(それだけなのに、頭を撫で融かされていく感覚と相俟って、私の脳は心地良さに支配されている…全てを男に預けてしまえ、と中枢神経系が希う…)
淫魔「……ん…ふぅ……」
男(こっち側もよろしく、とでも言っているかのように、先輩がもう一方の頬を差し出した。……なんだか聖書にもこんな一説があったな)
男(無論、先輩は頬っぺを叩かれるために差し出したのではなくて……キスのため、ですよね?)
男(でもそういう風にされると…怖いもの知らずの僕は、ついいじめてみたくなっちゃうんです)
男「……」ツン…
淫魔「ん……ぅ?」プニ…
904Res/422.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。