846:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/04(金) 23:35:54.91 ID:YNjT2qZAo
淫魔(…男と契約してから、もう2週間になる)
淫魔(私の心は、なんだか今までにないほど女の子で…くだらないことでドキドキする日々を送っている。自分でも呆れるくらいだ)
淫魔(学校で男を見かける度にときめいて、男の笑顔を見かける度に身体の奥が熱くなって…ああ、もっとこいつのそばに居たいと思ってしまう)
淫魔(…けれども、そうすると私の身体が発情してしまうのも事実だ。男の為にも、頻繁に会う訳にはいかない)
淫魔(そういう訳で、男とは今まで通りの関係を続けている)
淫魔「……」
淫魔(……本当はもっと男に甘えたいし…男に構って欲しいし、あいつが欲しくもある。欲しい。欲しい。欲しい……)
淫魔「はー……」サスサス
淫魔(特にこんな寒い日は、時間の流れがゆっくりで、そのくせ風だけは袖口から入り込むほど強く吹いて、その都度腕時計の長針が目に入って…)
淫魔「……」
淫魔(いつも通りならあと10分…あと10分で私は解放され…)
男「先輩?」ヌッ
淫魔「うやっ!?お、おおお男!?」
男「そんなに驚かなくても……まあ、先週の仕返しってことで」ニコ
淫魔「おっ、驚かすなこのやろう……!!」バックンバックン
男「ははは、すみません」
淫魔「でも…どうしてだ?いつもならもう少し遅く…」
男「あれ?いつも"たまたま一緒に帰ってやってる"んじゃないんでしたっけ?」ニヤニヤ
淫魔「あ…っ…………そ、そうだぞ?昨日も一昨日も、放送機材の点検をしてたからで…」
男「そうでしたか。見たところ、今日は昇降口でずっと立ってたみたいですけど」
淫魔「ぐ……」
904Res/422.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。