106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/08(月) 02:23:19.08 ID:f7xjunRdo
暖かな春の午後
一本の道路以外は見渡す限りの緑が広がっている
空気はとても澄んでいて、
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/08(月) 02:25:14.61 ID:f7xjunRdo
「忍はグラフィティアートとか興味ある？」
「アタシはそういうのはよくわからないから……」
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/08(月) 02:27:10.19 ID:f7xjunRdo
「そう言えば、今日一緒だったアイドルの人って引退するんっすね」
「うん、そうだね。これが最後の仕事みたい」
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/08(月) 02:29:34.25 ID:f7xjunRdo
面識は無かったが話す機会があったので
思いきって聞いてみた
何で、引退するんですか？ と
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/08(月) 02:31:32.93 ID:f7xjunRdo
アイドルになって輝く舞台に立つ事が出来る人も居れば
できない人もいる
それでもいつかきっと自分に
111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/08(月) 02:33:13.07 ID:f7xjunRdo
コツン
「なーに暗い顔してんっすか、忍らしくないよ」
112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/08(月) 02:35:12.10 ID:f7xjunRdo
「ま、忍の考えてる事はアタシや伊吹も考えた事あるけどね」
いきなりの告白に目をパチクリとさせてしまう
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/08(月) 02:37:08.74 ID:f7xjunRdo
「忍はアタシがなんでアートが好きかわかる？」
フルフルと首を振る
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/08(月) 02:39:47.39 ID:f7xjunRdo
あぁ、そうだったな……
アイドルとしてお仕事をして
ファンが少しづつだけど増えて行って
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/08(月) 02:41:52.94 ID:f7xjunRdo
「沙紀ちゃん！ ありがとっ！」
笑顔でお礼言うアタシに
沙紀ちゃんは嬉しそうに「何もしてないっすよ」と答えた
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/08(月) 02:43:21.05 ID:f7xjunRdo
再び二人でのんびりと歩きだす
「風が気持ちいいっすねー」
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