34:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/04/01(月) 00:49:48.57 ID:r3M9kkaYo
その後、一方通行は当てもなく第17学区を彷徨っていた。
普段の様に余裕な感じは微塵もなく、焦燥が目に見えて顔に現れていた。
彷徨っているうちに一方通行は操車場に出る。
偶然か必然か、そこではスキルアウト達が何かの襲撃の準備をしているところだった。
銃やナイフ、鉄パイプ等、人を殺すのに申し分のない武器を
スキルアウトたちはそれぞれ手にしていた。
その光景が更に一方通行の記憶を掘り起こす。
それでも、運命の悪戯は止まらない。
「お、一方通行じゃん。自分から来てくれるとは探す手間が省けて助かったぜ」
ピキッ。
一方通行の中で何かが切れた。もはや手遅れなのかもしれない。
一方通行の眼前に広がるその光景は、4年前の出来事を彷彿とさせてしまった。
「あはぎゃはははひひぎゃははははははアハあはははは
最ッ高に愉快な事思い出したァ、思い出させてくれたな、お前らはァ!」
そういって一方通行は跳躍した。
その姿は死神
その風格は悪魔
その心は少年
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