過去ログ - とある彷徨の一方通行
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39:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/04/03(水) 00:44:33.87 ID:tw0CjOTgo
一方通行と上条当麻はにらみ合う。
距離は10m。
お互い本気を出せば、詰められる距離だ。

一方通行は一呼吸置き、開いた手を上条に向けて風の槍を射出する。
音速で放たれたそれは防ぎようのない一撃のはずだった。
しかし、上条はそれを右手に触れただけで打ち消した。

「すっげェなオイ、ちったァ本気出さなきゃいけねェパターンかァ?」

幻想殺し<イマジンブレイカー>

その力を宿す右手は、『異能の力』であれば触れただけで
神様の奇跡であろうと壊す。
当然、空間掌握も例外ではない。

一方通行はその能力にうすうす勘付いていた。
上条の右手に掴まれていた間能力が使えなかった事。
風の槍を打ち消すのにわざわざ右手を出した事。
この2点から『上条当麻の能力は能力を右手で打ち消す能力』
という推論をたたき出した。

(なら、圧倒的な攻撃ペースで叩き潰す!)

風の槍、電撃、火炎放射、氷柱……
能力を駆使し全方位から連撃を放つもそれらは全て、右手で打ち消された。
あまりの手際のよさに、さすがの一方通行も驚いた。
もしも、同じ能力を持ったとして同じ戦果をあげられる人間がいるのだろうか。

(こいつ本当に人間かァ?)

能力による二次被害までは防げないとふみ、足元のレールを捻じ曲げて投げ飛ばし、
足元の地面を踏み衝撃の広がり具合の情報をもとに絶対座標を演算、上条の足元に地震を起こした。
その読みはあっていたが、上条はそれらを全て完璧に躱した。
まさしく、空間掌握によるすべての攻撃を乗り越え一方通行の眼前に迫った。



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