過去ログ - モバP「天才発明家・池袋晶葉は揺らがない」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:21:02.87 ID:2VWMQUCT0

部屋はとにかく暗い。
ぱちっ、ぱちっ。電灯のスイッチを入れる音がする。
しばらく使っていなかったのだろうか、ところどころほこりが被っている。

とても14歳の女の娘が読むような本ではない、分厚い洋書や科学書がつまれている。
けれど、確かに読んでいるようで、折り目や付箋がつけられており、マーカーペンの色も伺える。
その中の一冊をちらりと見た。

そしてまた、少しずつ繋がってきた。

「…君の表情、見ればわかる。なかなか、勘がいいな」

「この奥だ」

なんだ、これ。
一般家庭の家に、あっていい装置じゃない。
何十台のパソコンに、計測器の針が忙しなく上下している。

ありとあらゆる配線の集まる先におかれた、黒塗りの、少し塗装のはげた椅子。
ああ、これが、こんなものなのか。

幾度と無く、テレビやドラマでも見た。
映画館でも、とても大きな装置としての認識がついていたけれど、現実はこういうものなのか。

「プロデューサー。君は、本当に勘がいい。さすが、私の助手だ」

ああ、これが。









タイムマシン、なのか。




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