42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/22(金) 17:52:45.05 ID:6Jm7wFxO0
「じゃあ席は……そうですね、どこにしましょうか…」
「先生!僕目が悪くなって前に行きたいので、僕が移動して空いたところに鈴科さんが来たらええと思います!」
不意に、青髪ピアスがビッ!と音のしそうなほど勢い良く挙手した。
「あら、青髪ちゃん、そうなのですか?じゃあ青髪ちゃん、鈴科ちゃん、移動してください」
「はーい!……かみやん、もしかしなくてもあの子やろ?」
席を立った青髪が、上条に耳打ちをする。
「何でだよ、百合子なんて名前の奴いっぱいいるじゃねぇか」
「……はっはーん、ホンマに顔、嬉しそうにしてるで」
上条が思わず口を押さえて後ずさると、青髪はニヨニヨしながら移動していった。
百合子は上条の顔を見つけたらしく、本当に嬉しそうに微笑んだ。小走りに移動し、隣の席に座る。
「よろしくね、とォま?」
「あぁ、よろしく、鈴科」
その笑顔が眩しすぎて、ここが教室内という事も忘れて抱き締めてしまいたくなる上条だった。
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