46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/22(金) 17:55:26.39 ID:6Jm7wFxO0
「当麻、どうしたンだァ?」
「いや、その、だな……お前が、転校して来てくれて嬉しい。それとそのセーラー服、よく似合ってるなぁって」
「あ、ありがとォ…俺、当麻ともっと一緒にいたくって…」
堪えきれず、百合子の体を抱き締める。久々の逢瀬に、胸が高鳴る。
身を少し屈め、百合子の額にキスする。
「……ン」
そのまま髪を撫でてやると、百合子は幸せそうな声を上げた。
「弁当一緒に食べて、帰りも一緒に帰ろうな…」
「うン…あァ、俺、今本当に幸せだァ……」
百合子がぐりぐりと、上条の胸に額を押し付けると、丁度予鈴が鳴った。
「……、」
名残惜しいが、離れなければ。
「もう、少しだけ……」
切なげな百合子の言葉に上条は頷くと、指を絡ませた。
「教室前までは、このままでいような」
「……!うン!」
百合子は顔を明るくすると、教室への道を一歩、踏み出した。
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