過去ログ - マッチ売りの少女
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2013/03/23(土) 20:51:37.89 ID:zIOzuYUm0

辺りはぱあーっと明るくなり、光が壁を照らすと、まるで部屋の中にいるような気持ちになりました。
部屋の中のテーブルには、ご馳走が並んでいます。
不思議な事に、湯気を立てた『アヨン』の丸焼きが、少女の方へ近づいて来るのです。


「わあ、とってもおいしそう」


その時、すうっとマッチの火が消え、ご馳走も部屋も……あっという間になくなってしまいました。


少女はがっかりして、もう一度マッチをすりました。
するとどうでしょう。
光の中に、大きなクリスマスツリーが浮かび上がっていました。
枝には数えきれないくらい、たくさんのロウソクが輝いています。
思わず少女が近付くと、ツリーはふわっとなくなってしまいました。
また、マッチの火が消えたのです。


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