171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 03:01:58.69 ID:7LnCOhGJ0
「―――雪歩――――雪歩、開けてもらえる?」
母が呼ぶ声がして、雪歩は目を覚ました。
部屋のドアを、コンコンと叩く音も聞こえる。
日は沈んでいた。
雪歩は、ゆっくりと起き上がり、部屋の扉を開けた。
「今日は、お客様がいらしていたわよ」
「お客さん?」
雪歩は、まさかと思った。
「これをあなたに、って」
雪歩の母は、そう言って一つの封筒を雪歩に差し出した。
雪歩は封筒を受け取り、不思議そうに中を覗いてみる。
「良いお友達を持ったわね」
雪歩の母は、ニコッと微笑みながら部屋を後にした。
雪歩は、恐る恐る封筒の中身を取り出した。
中に入っていたのは、手紙と一枚の色紙、そしてCDだった。
雪歩は、かわいらしい丸文字で書かれた手紙と、色とりどりのペンで書かれた色紙を手に取った。
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