過去ログ - 美希・雪歩「レディー!」
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179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 03:21:07.16 ID:7LnCOhGJ0
「そっか、じゃあ今度一緒にレッスンできるのは来週になっちゃうなー」
 響はそう言いながら、公園の池にお菓子を放り投げた。

「あ、響。カモ先生にお菓子あげる時は、もっと優しくしなきゃダメなの」
「うっ――ご、ごめん」
 美希が響に注意するのを、貴音は横目で見ながら、ふふっと笑った。

「あっ、そうだ。雪歩は最近どうだって?」
 響が、そっとお菓子を池に投げながら、美希に聞いた。

「送ったDVD見ながら、自力で練習してるって。
 本番直前のちょっとだけしか合流できないけど、大丈夫! 雪歩は絶対サボらないの!」
「むしろ、雪歩に追い抜かれないよう、私達も気をつけねばなりませんね」
 貴音の言葉に、響は少し大げさに驚いた。

「私は、冗談のつもりで申した訳ではありませんよ、響」
「わ、分かってるよ貴音。
 自分だって、雪歩に負けないように頑張らなきゃって思ってるさー」
 響は、お菓子を1つ手にとって口に放った。

「しかし、カモ先生が私達三人の共通の知人であったとは、思いもよりませんでした」
 貴音が、改めて感心するように言いながら、池の中にいるカルガモを眺めた。
 美希と響も、黙って頷きなたら、同じように池を眺める。

 先日、三人でこの公園を訪れた際、子連れのカルガモが池を泳いでいるのが見えた。
 今日池にいるカルガモとは別の”カモ先生”だが、響と貴音は一目見た瞬間に「あっ」と叫んだのだ。



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