194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 03:53:49.78 ID:7LnCOhGJ0
真の通う高校は、先日既に卒業式を終えたらしい。
伊織と美希は、どちらも中学校の卒業式をほぼ1週間後に控えている。
「こんな大嵐に、高校で卒業式やって、その日の夕方にフェスやるってさ――」
プロデューサーが、助手席から車の外を眺めながら、独り言のように呟いた。
「雪歩としては、きっとすごく思い出に残る日になるんだろうな――
良い思い出、残してやりたいな」
律子は、プロデューサーの呟きに黙って頷いた。
「――音楽、かけても良いか?」
プロデューサーがそう言うので、律子はオーディオを操作して今日使用する曲をかけた。
だが、外の雨風の音が激しいので、いまいち良く聞こえない。
「―――絶好のライブ日和だ。頑張ろう」
プロデューサーは、カーオーディオを切った。
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