過去ログ - 美希・雪歩「レディー!」
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205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 04:20:33.22 ID:7LnCOhGJ0
 冬馬は、妙な違和感を覚えた。

 これまで、765の連中とオーディションで顔を合わせた事は何度もあった。
 だが、その度に叩き潰してきた。
 苦戦こそすれど、負けを覚悟するほど追いつめられた事は一度も無い。
以下略



206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 04:23:29.65 ID:7LnCOhGJ0
「皆ありがとうー!!」
 竜宮小町の三人が手を振ると、会場は再び歓声に沸いた。

「次の曲は、なんと、新曲になりますよ〜!」
「亜美達みたいに、めちゃエロかっこいい曲だから、ぜひ聞いていってね→!!」
以下略



207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 04:27:10.91 ID:7LnCOhGJ0
 美希が一番きつく当たったのは、貴音だった。

 貴音はオールマイティである分、響や美希と比べ、ダンスに特別秀でている訳ではない。
 そのため、この曲の振り付けを考えるに当たっては、貴音にレベルを合わせることになった。

以下略



208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 04:30:15.12 ID:7LnCOhGJ0
「ありがとう!!
 次は翔太、頼んだぜ!!」
 冬馬が翔太の名をコールしてステージを降りる。
 そして、翔太が入れ替わりでステージに立つと、会場から黄色い歓声が飛んだ。

以下略



209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 04:32:15.52 ID:7LnCOhGJ0
 プロジェクト・フェアリーがクールなナンバーを歌い切り、静かに暗転した会場は、先ほどよりも大きな歓声に包まれた。

 余韻に浸る間もなく、すぐに次の曲のメロディが流れてくる。

 明るく元気になれる、ワクワクするようなイントロ。
以下略



210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 04:37:20.13 ID:7LnCOhGJ0
 ダンス面でリーダー的役割を担った真は、皆に対しあえてスパルタに接した。
 振りを覚えてこなかったり、一度教えた事を思い出せない時は、容赦なく怒った。
 真美の悪戯も許さなかった。
 千早もまた、ボーカル面で厳しい練習をメンバーに要求してきた。

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211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 04:40:10.71 ID:7LnCOhGJ0
 黒井が堪りかねて、961側のステージ裏にやってきた。

「どうなっているのだ!? 貴様ら、何をやっている!!」
 黒井は、冬馬と北斗に怒鳴った。
 ここから巻き返すのは、ほとんど不可能に近い。
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212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 04:42:09.76 ID:7LnCOhGJ0
『The world is all one !!』を歌い終えた五人が、会場に手を振る。
 会場のボルテージは最高潮となり、観客もいつの間にか目の前の広場を埋め尽くすほど多くなっていた。

「さぁ! 次は今日のステージ一番のサプライズですよ、サプライズ!!」
 春香の言葉に、会場が期待のこもったどよめきに包まれた。
以下略



213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 04:48:10.99 ID:7LnCOhGJ0
 雪歩は、ゆっくりと会場を見渡した。

 公園から溢れんばかりの観客。
 色とりどりのサイリウム。
 遠くの方には、961のステージの光が見える。
以下略



214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 04:49:46.24 ID:7LnCOhGJ0
「――これから、私が皆さんにお送りする曲ですが――」
 雪歩の一言一言に、会場は静かに聞き入っていた。

「私達のプロデューサーに、ぜひ歌わせて下さいって、頼んだ曲なんです。
 私の新しい第一歩を、今日来てくれる皆さん、それに、765プロの皆にも、見てほしくて――」
以下略



215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 04:53:54.60 ID:7LnCOhGJ0
『First Step』という曲を雪歩から律子に提案されたのは、本番まで2ヶ月を切った頃だった。
 雪歩自身が作った歌詞を律子に見せ、この作曲をお願いできないかと、雪歩は律子に懇願したのだ。

 通常であれば、本番前のこの時期に一から作曲する事はしないものだった。
 しかし、歌詞を読んだ律子は雪歩の想いを真摯に汲み取り、スケジュールの合間を縫って知り合いの作曲家を駆けずり回った。
以下略



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