221:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 05:07:34.07 ID:7LnCOhGJ0
【終】
あのフェスは、今でも夢に見ることがあります。
それくらい、私にとっては本当に夢のような出来事でした。
美希ちゃんと出会ったのは、ちょうど今から一年前の春でした。
初めて見た時から、美希ちゃんは本当にキラキラ眩しくて、私なんかよりずっと輝いていました。
ダンスも歌もとっても上手で、お話も明るく面白くて、太陽のような子だなって思いました。
でも、ちょっとだけ、皆と喧嘩しちゃって―――。
だから、私が代わりに、美希ちゃんみたいに皆のために頑張ろうって。
それが、結局、上手くいかないどころか、プロデューサーや皆にも、本当にたくさん迷惑をかけちゃったんです。
あの時は、本当に穴掘って埋まりたいのを通り越して―――死にたいって、思ってたんだと思います。
でもでも、それをまた美希ちゃん達が救ってくれて、だから――。
皆もそうだけど、美希ちゃんがいてくれたから、今の私がいるんだって、思うんです。
私を照らす、太陽――その感謝の思いを、フェスの歌にも込めました。
フェスが終わった後の打ち上げで、その時美希ちゃんや皆が泣いていたのを知って、すごく謝りました。
泣かせたくて歌った訳じゃないのに。
プロデューサーも、震える手で私の頭を撫でてくれました。
感動したから震えてるんだ、ってプロデューサーは言っていたけれど、まだ病気が治らないみたいです。
私が辛そうな顔をすると、プロデューサーを困らせてしまうので、もう謝るのは止めます。
その代わり、これからもっとキラキラに輝いて多くの人に元気を与えることで、償っていきたいと思うんです。
240Res/253.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。