57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 22:43:50.01 ID:sFFUNv8Z0
雪歩の目には、オーディション会場で踊る美希の姿が輝いてうつった。
いつか電車の中で見た、あのまぶしさだ。
ライトに照らされた金髪が華麗に舞う会場に、華のある歌声が響く。
審査員達の誰もが身を乗り出し、突如として現れた逸材を食い入るように見ていた。
合格者発表の瞬間、当の本人は会場の奥の椅子に座って寝ていたため、慌てて雪歩が起こした。
「あれだけ楽しみにしていたくせに、すぐ寝るんだから」
律子は呆れながらも、美希の実力の高さを改めて思い知ると同時に、さらに上を目指せることを悟った。
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