過去ログ - 妖狐巫女「魔法少女、ですか?」アンドロイド「はい!」
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8: ◆uKvf1.to6w[saga]
2013/03/23(土) 23:37:20.70 ID:wyKD6ZSi0
「とりあえず、あなたに悪意はなさそうですね。立ち話(?)もなんですし、部屋でお話しましょう」

「ありがとう! ……そういえば君の名前は何ていうの?」

「陽子と呼んでいただければ幸いです」

「ヨーコだね、分かった」

部屋に入ると陽子は、一瞬躊躇したもののイルに座布団を用意し、自分も座布団に座った。

「面白いイスだね、初めて見たよ」

「確かに座るものですが、これはイスではありませんよ。座布団と言うんです」

「ヨーコ、君はボクみたいなモノを突然見ても驚かないんだね」

イルは、人間は初めて妖精を見ると驚くと聞いていたので意外に感じていた。

「十分驚いていますよ、妖怪ではない得体のしれないモノが突然現れたんですもの」

「ボクには驚いてるように見えないんだけどなぁ……」

イルは困惑した。

「それに、妖怪っていうのはなんなんだい?」

「うーん、なんていうんでしょう……得体のしれない非日常的な生き物、でしょうかね。もっとも生きてはいないんですが……」

「その定義だとボクも君たちにとっては『妖怪』にあたるんじゃない?」

「なんていうんだろう、種類が違うというか……言葉って難しいですね」


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