111: ◆jPpg5.obl6
2013/07/23(火) 15:29:36.20 ID:oOc49xJ70
「アンタ、まだそんなこというの?」
この期に及んで、乗り気でない…そんな態度をとることが気に入らない様子で
冷たくその視線を上条に落とす。
「もう、いいかげんにしなさいよ。これは、アンタのためだし
私のためでもあるの…アンタを、その、き…気持ちよくさせたいだけ」
言いながら美琴は、肩に触れたままの上条の手に自らの手を重ねると
そのまま上条の手を滑らすようにゆっくりと鎖骨から、胸元へとその手を導いていく。
無意識に上条は乾いた唇を噛んだ。
「こ、ここまでして…何にもしないって、失礼じゃない?」
自分から招いた上条の手が肌の上を触れゆくその感覚にじわりとした快感が
美琴の体の奥から湧き上がってくる。
「…んっ…」
「っ!!」
触れたくてたまらなかった肌の柔らかさに、上条の意思とは関係ないような
…それは、もう本能というところの男の何かが。
美琴の肌の上をすべらされている手は、その感触を
確かめるように反射的に指を曲げていた。
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