過去ログ - 美琴「ここがすき」
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23: ◆jPpg5.obl6
2013/03/30(土) 01:03:02.58 ID:/PXBcMzP0







とあるカフェレストランはいつも通りの賑わいを見せ、
いくつもあるテーブルで客たちはそれぞれに自分たちの世界を作っている。


―――そんな中、たまにいるでしょ


「…はぁぁぁぁ」


美琴は深く深くため息をついた。

明るい雰囲気の店内に暗いテーブルが一つ。

この一つのテーブルもまた
周りなんて見えていない、二人の少女だけの世界となっていた。


「御坂さん、暗すぎますって〜」

「…あ、ごめん佐天さん」

目の前には、アイスとフルーツの乗ったイチゴソーダのドリンク。
その向こう側で、美琴にニコッと笑顔を向けてきたのは一つ年下の友人、佐天涙子。

「これって、今限定のイチ押しメニューなんですって!
ほらほら、せっかくのアイス溶けちゃいますよー!
あー!もうここ!溶けかかってる!」

彼女がおすすめするアイスがくてっと溶けて傾きはじめていた。






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