31: ◆jPpg5.obl6
2013/04/03(水) 23:43:25.83 ID:pi3EBOHw0
―――……
「――…って、わけなのよ…ごめんね、こんな話で…」
一通り話し終えると、少し気が晴れたようで
美琴の表情もいくらかやわらかさを取り戻している。
「なんでこんなにイライラしちゃうんだろーほんと」
なんて、自分の中にある不安な思いも素直に口にできた。
「つまり、浮気じゃないか…とチラチラとフアンがあるわけですね、御坂さん」
「うわきッ!?」
佐天からの言葉に驚いて、持ち上げたグラスが思ってもいない勢いで
ガタンッと、テーブルへと置かれた。
それぞれの世界を作り上げて居たはずの他のテーブルのお客たちが、
一斉に美琴たちの方へと視線を向けた。
「み、御坂さん!しーッ!」
「あ、ご…ごめん…」
自分の気持ちを話して、心は落ち着いてきたのに、佐天から思わぬ言葉に
美琴の表情はまた先ほどまでの苛立ちとは、違う表情に一変する。
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