過去ログ - 春香「ウルトラマンプロデューサー?」
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44: ◆Vv8bfEvpt.[saga]
2013/03/28(木) 01:43:21.01 ID:JUfsYtYt0
 数日後
 765プロ事務所

春香「はぁ〜……」

 ソファーに腰を下ろした春香は大きく溜息を吐いた。
 今日もこれといった仕事はない、スコアボードは相変わらず真白である。

 溜息の理由はそれだけではないのだが。

真美「おやおや、はるるん。溜息なんてしちゃって、何かお悩み事かな〜?」

亜美「もしかして恋のお悩み事か〜? ほれほれ、誰に恋したのかはいちゃいなよ→」

春香「しょ、しょんなんじゃないよ」

真美・亜美(あっ、噛んだ)

 噛み噛みになりながらも首を左右に何度も振って否定をする。
 恋のお悩みと聞いて真っ先に浮かんだのは、赤い巨人となって怪獣と戦っていた東光太郎の顔である。

 しかし、あれ以降東光太郎とは会っていない。
 ――そもそも。

真美「ていうかさー、はるるん、この前からおかしいよねー。びんけつで倒れた時からさー」

亜美「そうそーう。実際何があったのよー? 千早姉ちゃんは、はるるんは疲れてるからそっとしておきなさいって、言ってたけどさー。よく分かんないYO」

律子「ちょっと、それを言うなら【貧血】でしょ。ほら、そろそろ社長が大切な話を伝えに来るんだから、静かに待ってなさい」

真美「ぶーぶー、りっちゃんのけちー」

亜美「そうだよ、私達ははるるんの事を心配してるのに」

 詰め寄る双子を律子が引き離す。

律子「……大丈夫よ、春香。皆、貴女の味方だから」

 律子の春香を見る瞳は、まるで可哀想な人を見るかのような生暖かいものだった。

春香「はは……は……」

 苦笑いで答える事しかできない。
 律子がああなってしまったのは、赤い巨人と【影】との光線がぶつかり合い、春香が気を失った後の出来事が原因であった。



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