過去ログ - 春香「ウルトラマンプロデューサー?」
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46: ◆Vv8bfEvpt.[saga]
2013/03/28(木) 01:53:59.32 ID:JUfsYtYt0
春香「……えっ?」

 窓から見える景色は、千早の言う通りいつもと変わらない平和そのものである。
 壊されたビルは一つも無く、大地は地割れを起こしてなどいない。
 通行人や車で賑わっているいつも通りの光景であった。


春香「嘘……だって……」


 怪獣――テレスドンによって破壊された【はず】のビルがここから見える。
 ビルは破壊され跡などはなく、何事も無いように聳え立っている。

春香「そんな……」

 言葉が出ない。
 確かにあの時、崩れていくのをこの目で見たはずである。

 固まってしまった春香へと千早は、優しく――まるで春の暖かさにやられてしまった人へと話しかける様に語りかける。

千早「ゆ、夢で何があったのか分からないけど、春香、貴女は疲れてるのよ。貴女は貧血でこの病衣に運び込まれたのよ」

 やっと春香も千早が顔を真っ赤にしている理由に気づく。

 春香たちがいる部屋は個室ではない、気づけば病室中の視線が春香たちに集まっていた。
 先程から千早は恥ずかしさを耐えていたのだ。

千早「それじゃあ、私は帰るから。春香、貴女はしっかりと休んでなさい。大丈夫、解ってる。社長達に私から伝えておくから」

春香「待って、千早ちゃん!! 何一つ解ってないから!! ねぇ、千早ちゃんてばっ!!」

 足早に逃げるように病室から去っていく。


 ――春香がどうやら凄い疲れているようです。
 この後、社長や律子にそう伝えたようで、それから3人が春香に対して優しく接するようになった。



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