過去ログ - 春香「ウルトラマンプロデューサー?」
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71: ◆Vv8bfEvpt.[saga]
2013/03/31(日) 20:26:28.01 ID:yOH4NGEc0
春香「光太郎さーん!! 雪歩ー!!」

真「2人とも大丈夫ですか!?」

 倒れていた3人に駆け寄る真と春香。
 光太郎はオクスターの頭上に乗ったり、地面に打ち付けられたりしたため、スーツは泥塗れで破けたりしているが目立った外傷はない。
 雪歩も服が濡れてしまった事以外は特に問題が無い。

雪歩「だいじょうぶです。こ、怖かったけど、プロデューサーが助けてくれたから……あ、あうぁ……」

 恥ずかしそうに言うと、言った言葉を思い返し顔が真っ赤になる。

真「凄いですよ、プロデューサー。自分の危険を顧みずに雪歩を助けるなんて。くぅー、ああいうのを王子様って言うんだなって思いましたよ!!」

 やたら興奮気味な真。
 どうやらさっきの場面が、彼女の理想とする王子様像にピッタリはまったようである。

春香「いや、皆!! 結構呑気にしてるけど、あの怪獣凄い怒ってるよ!! だって、凄い暴れてるもん!!」

 獲物には逃げられ、光太郎には噛みつけられオクスターの怒りは頂点を迎えていた。
 その狙いは、雪歩ではなく邪魔をした光太郎に変わっている。
 どうやら邪魔者を殺してから雪歩を殺そうとしているらしい。

光太郎「皆、何処かに隠れてるんだ!! 俺があいつを引き付けてる!!」

真「えっ、駄目ですよ!! 逃げるなら一緒に逃げましょう!!」

雪歩「そ、そうですよ。皆で一緒にあの怪獣がいなくなるまで何処かに隠れましょう。そうればぁ、多分。うぅ」

 怪獣に向かっていく光太郎を止めようとする二人だが、春香だけは止めようとはしなかった。
 知っているからだ、光太郎の真の姿を。
 そして、光太郎の正義に燃える性格を。

光太郎「よし、いくぞ!!」

 制止の声も聞かずに沼に向かって走っていく。
 怒り狂うオクスターは、暴れ牛の様に体を激しく動かしながら光太郎を威嚇する。
 誰がどう見たって【普通】の人間が勝てるとは思えない、

真「無理だよ。幾らプロデューサーが凄くても、あんな化け物相手じゃ」

雪歩「うぅ、私のせいで」

春香「大丈夫だよ、二人とも。光太郎さんは絶対戻ってくるよ!!」

真「何で春香はそんなこと言えるのさ。プロデューサーが心配じゃないの!!」

 心配じゃないわけがない。
 だけど、春香は一度目撃している。
 あの時、怪獣に向かっていく光太郎の姿を見て確信した、あれは夢じゃないと。
 だから、信じてる。

春香「心配だよ。でもね、光太郎さんは……」

 光太郎の背中へと目を向ける。



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