過去ログ - 春香「ウルトラマンプロデューサー?」
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78: ◆Vv8bfEvpt.[saga]
2013/04/01(月) 02:04:11.64 ID:m0f1N9xY0
 このままではオクスターには勝てない。
 勝つためには、オクスターをこの沼から出さなければならない。

 タロウは立ち上がると、左腕に嵌められた万能武器キングブレスレット外す。

タロウ「フゥン!!」

 大きく腕を上げ眼の前に翳すと、キングブレスレットは縄のついた牛の鼻ぐりへと変形する。
 鼻ぐりをオクスターへと投げると、見事その鼻に装着される。

タロウ「フゥンッ!!」

 縄を引っ張りながら沼から上がり、オクスターを沼から引っ張り上げる。
 最初は抵抗していたオクスターだが、鼻には鼻ぐりがついており力を出す事が出来ない。
 今のオクスターには、ただ陸地へと引き上げられることしか出来ない。

タロウ「タァッ!!」

――ザパァァァァン

 最後の力を振り絞り、オクスターを陸へと上がらせる。

 沼での生活に適応したオクスターは陸地では生きることはできない。
 陸に上がったオクスターは呼吸困難に陥り苦しそうに体を動かしていた。

 鼻ぐりをキングブレスレットに戻すと、腕を上げ必殺技の態勢に入る。

タロウ「ストリウム光線」

 体が七色に輝き、腕をT字にしストリウム光線を放つ。
 ストリム光線を浴びたオクスターは後方――沼へと吹き飛ばされ、その体は骨になる。

――オゥゥゥウゥ……

 骨になったオクスターの体はゆっくり沼へと沈む。
 沈んでいくオクスターを見ながらタロウは手を合わせる。

 オクスターは利用されたにすぎない。
 悪いのは、オクスターを利用した【あいつ】なのだ。

 オクスターよ、もう利用されることなく安らかに眠ってくれ。
 タロウはそう願った。

 合掌を止めると、空を見る。

タロウ「トアッ!!」

 腕を上げると、タロウは空の彼方へと飛んでいった。


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