過去ログ - 千早「キサラギクエストU」
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15: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 16:20:12.02 ID:WRQTCoCwo
周りの目を気にするように村長は中に入れてくれた。
あれ、もしかしてこの人。
中に通してもらい、大きな机に3人で座る。


以下略



16: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 16:22:21.05 ID:WRQTCoCwo
「私のことは分かりますか? 覚えてますか?」

「……お前は……村の外れの……」

「ええ、あなたがバケモンと呼んだ者よ」
以下略



17: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 16:23:48.29 ID:WRQTCoCwo
「そうだな。仮にも村の住民だったからな。知る権利がある」

「だけど、これは私が話すことではない。
 あんたの母親自身から聞けばいい」

以下略



18: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 16:24:22.98 ID:WRQTCoCwo
「住所を教えて」

「わかった。今紙に書く」


以下略



19: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 16:25:53.55 ID:WRQTCoCwo
そう言って目を伏せた。
もしかしたらこの人も私達に協力することで、
命の危険にさらされるのかもしれない、と考えると、
すごくありがたいことをしてくれたのかもしれない。

以下略



20: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 16:26:31.53 ID:WRQTCoCwo
私を捨てたあの人。
優を捨てたあの人に。


「千早。ボク達がいるから大丈夫だよ」
以下略



21: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 16:27:53.83 ID:WRQTCoCwo
「留守かなぁ?」


真が言う。

以下略



22: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 16:28:38.30 ID:WRQTCoCwo
「……私の家に何か用が?」


と言いかけた所で私も、その女性もお互いに気がつく。
ハッとしたような気持ちになる。
以下略



23: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 16:29:45.04 ID:WRQTCoCwo
顔も小じわが増えている。
あんなに素敵な笑顔を出していたのに、
目の下にはクマがあり、口角は下がり、疲れきった顔をしていた。


以下略



24: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 16:30:28.14 ID:WRQTCoCwo
私と母親はぎこちないどころではない。
どう接していいのかわからない。


彼女は私や優を捨てたことで後悔し、
以下略



25: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 16:31:22.89 ID:WRQTCoCwo
そのうちのテーブルに3人はつく。
村長の家のとは違って今度は小さな。


3人は何も話さなかった。
以下略



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