151: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 10:04:31.17 ID:L6dNy5Nfo
「あった。あれだね!」
「町の警備はどういう状況なのかしら?」
152: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 10:06:08.89 ID:L6dNy5Nfo
なんてついうっかり言ってしまった私はその発言した直後に
もしかしたら亜美も帝国と内通しているかもしれない、
なんてことを疑ってしまった。
153: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 10:07:41.70 ID:L6dNy5Nfo
「違うわ。ちゃんと言うならば仕立て上げられたって感じかしら?」
「うん、そうだね。ボク達はただ、帝国の敵ってだけさ」
「真ちゃん、それじゃあ追われると思うんだけど」
154: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 10:08:08.52 ID:L6dNy5Nfo
「じゃあ亜美達の……味方かもしれないんだね」
「え?」
155: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 10:08:40.93 ID:L6dNy5Nfo
私達もそれに着いて行くことにしたが、お祭り?
少し引っかかることも多い気がするけれど。
しかし、この戦争の終わった直後のご時世でお祭りなんてよくもやっていられるわね。
156: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 10:09:11.43 ID:L6dNy5Nfo
亜美は自分の座っている足元に手を突っ込んで何かを探している。
あの荷物の中には一度だけ入ったことがあるけれど、
所有者ならばどこからでも引き出すことは可能なのかしら?
157: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 10:09:39.95 ID:L6dNy5Nfo
萩原さんがそう答えるが、
こんな悪趣味な仮面つけてる人には中々寄ってこないんじゃないかしら。
しかし、そうだとしたら私達みたいな者はか売れるのにはうってつけなのかもしれない。
158: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 10:10:09.18 ID:L6dNy5Nfo
「違うよ〜。まぁ、仮面をつけるのが流行りだしたのは実は亜美達のためなんだー」
「亜美達の?」
159: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 10:10:53.21 ID:L6dNy5Nfo
「亜美達のってことは……」
「うん、真美もそう」
160: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 10:11:40.04 ID:L6dNy5Nfo
年に一度の……。
亜美の容姿は私達よりもいくつか若く、いつか会った高槻さんと同じくらいだった。
そんな子がどうしてこんな森なんかも旅してたりするんだろう。
161: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 10:12:35.27 ID:L6dNy5Nfo
「会わないよ……」
「会いたくないの……真美には」
897Res/404.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。