212: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:00:58.87 ID:L6dNy5Nfo
石にされてしまうということを幼い亜美と真美は真に受けて恐れて一生懸命働いた。
今の亜美と真美が商人をするきっかけがこれだった。
213: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:01:41.74 ID:L6dNy5Nfo
しかし、少し知恵がついてきた亜美と真美は
自分達のやっていることに初めて疑問を持った。
214: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:02:59.71 ID:L6dNy5Nfo
「あの餓鬼……! 見つけたらただじゃおかねえぞ!」
「探せー! まだ遠くへは行ってないぞ!」
215: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:04:22.58 ID:L6dNy5Nfo
そして、亜美と真美は止む無くして捕まった。
あろうことか亜美と真美と同じく商売に駆り出されていた仲間だったはずの
別の子供達が大人に買収されていて、
216: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:05:13.47 ID:L6dNy5Nfo
しかし、亜美と真美を最後まで庇っていたのは両親だった。
亜美と真美がムチを打たれる中、そこに割り込んでずっと身を呈して
代わりにムチを打たれ続けたのが二人の両親だった。
217: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:06:32.77 ID:L6dNy5Nfo
こうして、亜美と真美は罰として今まで収めてきた金額は白紙にされ、
最初に設定された町を自由にしてもいいという
設定金額を倍に増やされてしまった。
218: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:07:57.95 ID:L6dNy5Nfo
そういう帝国の人間に対して双子の両親は猛反発した。
「娘達がもうしないと約束しているんだ!」
219: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:09:13.20 ID:L6dNy5Nfo
「……な、なんですって……?」
じゃあ、いつも一緒に連れていたあのゴーレムは……まさか。
220: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:11:32.42 ID:L6dNy5Nfo
「もうここ数年はさ、親の自覚なんて薄れちゃったんだろうね。
すっかりただの言うこと聞いてくれるモンスターだよ」
221: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:12:29.92 ID:L6dNy5Nfo
私も帝国には酷い目に合わされた……。
なんて声をかけていいかわからなかった。
それからまた真美は話を聞かせてくれた。
222: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:12:57.85 ID:L6dNy5Nfo
しかし、真美がなぜここにいるのか、答えは簡単だった。
真美は騙されていたのだった。
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