256: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:55:59.88 ID:L6dNy5Nfo
「でも、こっちのお嬢さん達は死刑らしいけどね」
「国を危機に陥れる者かもしれないってことで」
「ふん、妥当だ」
257: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:56:27.76 ID:L6dNy5Nfo
牢屋の中にいる私に届かないからといって、
天ヶ瀬冬馬は私の入っている牢屋の鉄格子を思いっきり蹴飛ばして
大きな音をたててそのまま私の見えない所まで行ってしまった。
一体どこの不良よ。
258: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:56:58.58 ID:L6dNy5Nfo
アルカディアの力で歌いながらだったら
この鉄格子は破壊……できそうにない。
私の戦闘スタイルが剣術なだけに
259: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:57:25.59 ID:L6dNy5Nfo
「我那覇さん……一体何の用なの……」
「ひびきん!? 助けに来てくれたの!?」
260: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:57:56.48 ID:L6dNy5Nfo
「とってもいい奴でさ。ちょっと変わった所もあるんだけど」
「自分はそいつの秘密を知っちゃったんだ。知っちゃいけないような秘密を」
261: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:58:25.55 ID:L6dNy5Nfo
「でもさ、自分、気がついたんだ……段々自分の居場所がなくなってる気がしてて」
「目標みたいなのも教えてくれないし」
262: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:58:56.22 ID:L6dNy5Nfo
「だからさ、今日の自分はおかしいんだよね」
「帝国のやり方がなんだかそれで正しいのかわからない」
263: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 11:59:54.31 ID:L6dNy5Nfo
「こ、これは……どういうつもり?」
「……血迷っただけださー」
264: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:00:52.31 ID:L6dNy5Nfo
「……どういうつもりなのよ……」
「千早お姉ちゃん早くあけて!」
265: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:02:01.70 ID:L6dNy5Nfo
私の剣はどこに……!?
牢屋がたくさん並んでいる横を走り抜ける。
266: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:02:27.99 ID:L6dNy5Nfo
高い塀の上には有刺鉄線が張られていて
簡単には外に脱出することはできない。
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