391: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:23:10.74 ID:+Qo3lcGpo
何年も前に春香に着せられたことがあったのを覚えていた私は
渡されて渋々ながらも卒なく着てみせたのを萩原さんは驚いていた。
確かに普通はこんなの着方なんてわからないのだろうけれど、
392: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:23:39.09 ID:+Qo3lcGpo
「真ちゃんもカッコよくて素敵だけど、ち、千早ちゃんもとっても可愛い……!!」
萩原さんは魔法で念写して紙に印刷して大事そうに懐にしまった。
393: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:24:04.81 ID:+Qo3lcGpo
「よし、行くわよ。敵に何か聞かれても平常心よ」
「それは千早ちゃんが一番心配だよ……」
394: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:24:30.82 ID:+Qo3lcGpo
「何の用件で島へ行く?」
「観光だ、文句あんのか? ああん?」
395: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:25:02.00 ID:+Qo3lcGpo
「む、顔をよく見せろ」
「あ、……えっと……え、えへへ」
396: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:25:30.49 ID:+Qo3lcGpo
「なんだ、貴様、その格好は」
おかしい。修道服は突っ込まれずに私のメイド服は突っ込まれるのはおかしい。
397: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:25:58.29 ID:+Qo3lcGpo
「ご主人様、ここを通してください……にゃん?」
………………くっ。
398: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:26:24.57 ID:+Qo3lcGpo
「こ、コラー、ダメじゃないかー。す、すいませんね。あ、あはは」
「ほら、千早、ご主人様が迎えに来てやったぞ〜?」
399: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:26:52.15 ID:+Qo3lcGpo
私達は船に乗れたのは亜美と真美から乗船券を購入していたからである。
この時にこれも買わせるの、だのなんだのって
真が亜美真美ともめていたけれど、いくら町を救ったからと言って
さすがにそんな恩着せがましい真似はできないと萩原さんと止めに入った。
400: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:27:44.62 ID:+Qo3lcGpo
あの時の私は初めて乗る船に少し興奮していたのかもしれない。
らしからぬ真似をして大きく後悔している。
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