405: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:30:27.83 ID:+Qo3lcGpo
いくら同じ航路を使っているとしても、
その近くを私達の船が通ったのは運が良すぎると言ってもいいくらい。
406: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:30:59.89 ID:+Qo3lcGpo
「響!?」
「響ちゃん!?」
407: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:31:26.17 ID:+Qo3lcGpo
「真はロープを持ってきて!」
ざぶんと私は海に飛び込んだ。
408: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:32:01.84 ID:+Qo3lcGpo
「はぁ……、な、なんとか助けたわ」
「まだだよ千早」
409: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:32:39.21 ID:+Qo3lcGpo
音無さんはなんとか彼女の部屋を聞いてそこへ閉じ込めた。
何故あんなになるまで酔っ払っていたのかは特に聞かなかった。
別に酔っ払いと話すのが面倒だったってことじゃないわよ。
410: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:33:35.03 ID:+Qo3lcGpo
「う、……ん、た、貴音……」
「はっ!? ち、千早……な、なんで」
411: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:34:04.80 ID:+Qo3lcGpo
「えっと、響ちゃん……そんな顔しないで」
萩原さんも同じように思ったのか少しビクつきながらも我那覇さんを促す。
412: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:34:35.59 ID:+Qo3lcGpo
「それはあなたが召喚できないようにするためよ」
「ところで我那覇さん……」
413: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:35:01.83 ID:+Qo3lcGpo
真はそれに驚いて少し構えていたけれど、
我那覇さんは私の意図を組んだように
暴れようとはしなかった。
414: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:35:29.88 ID:+Qo3lcGpo
私は海で濡れた我那覇さんにタオルを渡してあげた。
我那覇さんはタオルを受け取るとしばらく黙りこんで
何かを考えている様子だった。
重い空気が流れる。
415: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:36:02.70 ID:+Qo3lcGpo
我那覇さんは重い空気にどこか気まずそうに落ち着かない様子だった。
しかし、何か気がかりがあるようでやっと口を開いた。
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