412: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:34:35.59 ID:+Qo3lcGpo
「それはあなたが召喚できないようにするためよ」
「ところで我那覇さん……」
413: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:35:01.83 ID:+Qo3lcGpo
真はそれに驚いて少し構えていたけれど、
我那覇さんは私の意図を組んだように
暴れようとはしなかった。
414: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:35:29.88 ID:+Qo3lcGpo
私は海で濡れた我那覇さんにタオルを渡してあげた。
我那覇さんはタオルを受け取るとしばらく黙りこんで
何かを考えている様子だった。
重い空気が流れる。
415: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:36:02.70 ID:+Qo3lcGpo
我那覇さんは重い空気にどこか気まずそうに落ち着かない様子だった。
しかし、何か気がかりがあるようでやっと口を開いた。
416: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:36:35.20 ID:+Qo3lcGpo
「四条さんが賢者の石だってこと?」
「うん。だけど、それだけじゃないんだ……」
417: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:37:36.73 ID:+Qo3lcGpo
「自分、貴音が賢者の石って知ってから
それを何かに利用されるんじゃないかって思ってたんだけど」
「その詳細をとうとう知っちゃったんだ」
418: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:38:04.15 ID:+Qo3lcGpo
「美希が……!?」
419: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:38:31.71 ID:+Qo3lcGpo
何より私達には目的がある。
あの島へ行く。
420: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:39:10.07 ID:+Qo3lcGpo
「だから、私は……もう一度あなたと共に行くことにするわ」
「私にも協力して」
421: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:39:41.75 ID:+Qo3lcGpo
真と萩原さんは私と我那覇さんのやり取りを後ろで見守っていてくれた。
彼女達にも辛い思いをさせてしまった我那覇さんとの以前のいざこざも、
これを気に少しずつわだかまりが解けていけばいいと私は思っていた。
422: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:40:08.09 ID:+Qo3lcGpo
「それにしても……千早……」
「え?」
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