628: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:12:49.02 ID:abMfBsPXo
だけど、私達はここが我那覇さんの部屋だってのはすぐにわかった。
何もないけれど、確かにここに彼女はいた。
629: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:13:26.53 ID:abMfBsPXo
『初めての任務。後ろから見てるだけだった。はやくにぃにをたすけないと』
『にぃにのハム蔵といぬ美が言うことを聞いてくれない。どうしてだろう』
630: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:13:57.69 ID:abMfBsPXo
『美希が上司になった。何を考えてるかよくわからない人。ちょっと怖いかも』
『町を占領した。たくさん人を傷つけた。早くにぃにに会いたい』
631: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:15:33.68 ID:abMfBsPXo
私の名前が初めて出てきた。
『千早の仲間になれた……っぽい。けどまだ疑われてるのかも』
632: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:16:40.16 ID:abMfBsPXo
『千早がいらないって言った剣をもらった!
でも捨てなきゃいけなかった。嬉しかったのに』
『真は”真の勇者-アイドルマスター-”ってのになりたいって言ってた。
633: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:18:22.33 ID:abMfBsPXo
我那覇さん……。
いつか萩原さんにも会う前の、初めて彼女に会った時のことを思い出す。
634: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:18:53.28 ID:abMfBsPXo
馬鹿でどじでまぬけで臆病で何にも考えてなくてうるさくて
すぐに疲れたとか言うし、いらないお節介もするし、
一人で全部抱え込んで……私達を守って……。
635: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:20:04.35 ID:abMfBsPXo
私達は何も言わずにその部屋を出た。
まずは私達は階段を登る。
上の方に行けばきっと帝王もいれば春香も……そして、優もいるはず。
636: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:22:49.28 ID:abMfBsPXo
私は剣を抜き、真は構え、萩原さんは魔法の準備をした。
こんな雑魚の一般兵を相手にしている暇なんてないのに。
637: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:24:42.31 ID:abMfBsPXo
私は一人の敵を捕まえ、脚に剣を突き立て、
「城の跳ね橋を降ろすにはどこへ行けばいいの!」
638: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:26:53.72 ID:abMfBsPXo
さすがに跳ね橋を降ろすわけにはいかない帝国軍は
かなり厚めに守りを固めている様子だった。
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