813: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:39:18.16 ID:abMfBsPXo
魔法を全く使わずに強化された身体能力だけで
私と剣を激しく交えている。
814: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:39:45.90 ID:abMfBsPXo
一瞬の隙をついて春香は私の剣を弾き飛ばした。
その瞬間私は春香の剣を持っている右手を蹴り飛ばし、同じく剣を落とさせた。
815: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:40:16.73 ID:abMfBsPXo
次に春香は私の髪の毛を掴み、顔面を膝に打ち付けた。
私は鼻血を噴射しながらも、春香のちょうど頭の2つのリボンの辺りを
両手で掴んで思いっきり頭突きをした。
816: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:40:51.01 ID:abMfBsPXo
お互いの息は切れいていた。
春香もそんな傷も疲れも回復できるはずなのに
回復しようとなんてせずに真正面から私に向かってきていた。
817: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:41:33.07 ID:abMfBsPXo
春香と一定の距離を保つ。
睨み合い、互いの次の手を読み合う。
彼女は今、何を考えているのだろう。
818: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:42:43.50 ID:abMfBsPXo
春香の振り下ろす剣は私の剣とは交わることはなかった。
819: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:43:12.81 ID:abMfBsPXo
私は、身体の中から沸騰しているんじゃないかと思う程の熱い血を吐いた。
820: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:44:23.20 ID:abMfBsPXo
「ハァ、し、四条さん……いえ、賢者の石。
お願い、私の願いを聞いて……」
821: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:44:58.19 ID:abMfBsPXo
ずっと一緒に旅をしていたかった。
そんなの私も同じ。
822: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:45:24.66 ID:abMfBsPXo
そして、私は
永遠に生き続けなければならなくなったことを
受け入れてしまった春香の罪を問う。
823: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:46:01.29 ID:abMfBsPXo
人間は決して人間の域を超えることはできなかった。
春香は確かに賢者の石の力を持ってして妖精に進化することはできていた。
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