113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 20:47:57.87 ID:YU5czjZ8o
闇が笑いながら鎖をやすやすと千切ってふわりと降りていく。
立ち上がろうとしたほむらの手を闇が踏みつけた。
「うあ!」
《あはは。血の味がするよ、これが肉体なんだね。ぺっ》
べきべきと音を立てて骨を踏み折る。
呻きながらほむらがもう片方の手で闇の手首を掴むが、力が入らずどうにもできない。
《痛そうだね、ほむらちゃん! えへへ、だーいじょうぶ♪ すぐにその痛みもなにもかも、ぜーんぶ消し飛ばしてあげるからね!》
けたけたと笑いながら闇が弦を引き絞る。
ほむらは涙をためた瞳でそれを睨みつけた。
「ほ、むらぁっ……!」「あけ、み、さん……!」
《ばいばい、ほむらちゃん!》
嗜虐的な笑みを浮かべる魔獣に、ほむらはぎゅっと目を瞑った。
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